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清水は自然災害の拡大装置です

清水は自然災害の拡大装置です。      

清水港の危険要素の相関図です。
清水港周辺に主に4つの危険要素があり、これが東南海トラフ地震津波に次々に連動して事故が起き、破滅的災害に至る過程を示したものです。
1つの事故がすべての要素につながって大災害に至ってしまう可能性があります。
清水港災害要素相関図

清水港内で1万kLのLNGが漏れて最悪の爆発事故が起きた時ののシミュレーション図です。
LNG延焼範囲地名入り

静岡県や静岡市の南海トラフ地震、津波による災害犠牲者の清水区での想定数は12,000人です。
東北大震災の犠牲者数は18,000人でしたから、この狭い清水区での数値は驚きです。
12,000人の内訳は、津波による犠牲者が11,000人、建物や家具、の下敷きになったり、火災等による犠牲者が1,000人ということです。
この数値は自然災害によるものと考えられますが、これに人工物による災害が加わって何倍にも何十倍にもなるかも知れないのです。
まさに自然災害の拡大装置として清水港は働いてしまう可能性が大です。

その要因は次のように考えられます。
1. まず、南海トラフ地震は、阪神大震災とも東北大震災とも違います。
非常に強い直下型地震で、大津波が2分~3分ですぐに来ます。
2.清水港と住宅街が近くて、特に巴川と海に挟まれた地域は、巴川の橋は半分くらい落ちると言われていますので、足に自信のある人でも巴川を渡って高台の安全地域に避難できなくてやむを得ず避難ビルに行くというケースが多い と思われます。
3.各種のタンク群とLNG基地と無数のコンテナー、船、材木等の資材があります。

上記の要因により、次のような災害が考えられます。
1. 清水港の周辺にざっと大小130本のいろいろな種類のタンクがあります。
 これらのタンクはほとんどが震度6以下で設計されている筈ですので、震度6強~震度7で揺れたら壊れてしまうのでないでしょうか?
さらに、液状化で傾き、液体容器特有のスロッシングでタンクは破壊される可能性もあります。
さらに津波が襲来します。
さらに津波に乗って、港の各所にあるコンテナ―や、各種の船などが激突すればひとたまりもなく破壊されるでしょう。
当然、被害を受けたタンクは油を流し出します。
この油に火が付いて浸水区域に広がれば、建物火災へと拡大します。
( 東北大震災で気仙沼では、25本の各種タンクの油漏れにより、がれきがろうそくの芯のようになって燃え続けたそうです。
しかし、人々は高台に避難していたので人的被害はありませんでした。
私の実験では、てんぷら油を皿に取り、割り箸を細かく折って油の中に井桁に組んで火をつけたら、割り箸だけではすぐに燃え尽きてしまうのが、油が完全に無くなるまで燃え続けました。)

浸水区域で津波避難ビル等に避難している人達はどうなるのでしょうか?
火も怖いですが、煙も怖いです。
想定よりも何倍かの被害があり得ます。
この火災は無事に残っているタンクや船にも延焼して火災を拡大します。

2. 次にLNGタンクとLNGタンカーでです。
LNGは、自然災害を何十倍にもする可能性があります。
(これについては最初のページの「LNG発電所建設の危険性。」を読んでください。)

当然ながら、油火災も、LNG火災も同じ地域にありますから互いに反応し合って災害を拡大します。
まさに清水は自然災害に連動する、人工物による災害の拡大装置なのです。
これ程、この言葉が合うところはないと思います。
これが目的だった筈はありませんが、いつの間にかこうなってしまったのです。

   この危険性をさらに倍増させるLNG火力発電所の建設は絶対に中止させなければなりません。

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